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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[49596]2006年3月2日
みやこ♂

[49596] 2006年 3月 2日(木)22:00:58みやこ♂ さん
環境省「日本のラムサール登録地」(2005)から
ども。中毒患者2号です。さて先日,標記パンフレットを見る機会がありました。
これによれば,「日本の湿地」には「湿原:河川:淡水湖沼:水田:地下水系:海岸線:汽水湖:藻場:干潟:マングローブ林:サンゴ礁」があるとされ,ラムサール条約登録湿地は,これら11カテゴリーのいずれかに区分されています。
「水田」,「地下水系」,「サンゴ礁」までもが湿地だなんて,ちょっと意外な気がしませんか?

この中から以下,わたくしがコレクション編集担当をやらせていただいている,「湿原」の説明書きを抜き書きしてみましょう。

湿原:湿原は土壌学的には泥炭地と呼ばれ,貧栄養の雨水だけで涵養されミズゴケなどにおおわれた高層湿原,上流部から栄養塩が流入しヨシやスゲの生育する低層湿原,その中間の性質を有しヌマガヤなどに代表される中間湿原にわけられる。
低層湿原は周辺域の開発などの影響を受けやすく,本州以南の低地にあるもののほとんどは,早い時期に水田や宅地に姿を変えてしまった。
中間湿原は,鹿児島県屋久島を最南端に,主に冷涼な地域に広く分布している。
高層湿原の大部分は本州の中部山岳地帯および北海道に分布しており,氷河期から生き残っている古い野生生物種の生息地として,現在も重要な役割を果たしている。
(以下略)

同パンフには,これらの総括的な説明のあと,国内の全33箇所の登録湿地について,各々1ページを費やして説明がなされています。全部,総天然色印刷です。


あと,とても感動した記述があったので最後にそれを・・・。
「別寒辺牛湿原 ・・・大部分はヨシ・スゲ・ハンノキからなる低層湿原だが,1989年に人工衛星写真の解析から約100ヘクタールの高層湿原が,ほぼ手つかずの原生状態で発見された。」
すげっ!


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