[87861]山野さん
ニューデリーでは「アスファルト」が溶解しているとか。(気温が50度近くに達している模様)
道路が溶けるってどんな暑さなんでしょうか?
昨年の夏に日本でいう猛暑日を連日のように現地で経験していた私ですが(1ヶ月以上の間、ほぼ毎日最高気温38~39℃くらいでした)、さすがに40℃超という日はなかったですね。
気温が45℃くらいになると、路面温度はそれより少なくともプラス10~20℃くらいにはなっていそうです。アスファルトは、通常およそ50℃を超えると軟化してしまいますので、軟化点を超える温度になっていることは間違いないでしょう。インドのような夏に猛暑となる場所では軟化点の高い製品を使うべきですが、実際にはあまり品質のよい材料が使われていないようで、夏場に軟化してしまったと思われる、轍が出来ている道路をあちこちで見かけました。
ちなみに、アスファルト舗装材というのはアスファルト(瀝青)と骨材(砂利)の合材ですが、インドの舗装道路に使われているアスファルト舗装材はどうも骨材の量が少ないように見えました。つまりアスファルト分が多く、熱でドロドロになりやすいと言えます。