[98446] グリグリさん
東京湾を縦断し、進路の東側【危険半円(航海用語)】に 広範囲の停電をもたらした 2019年台風15号。
東京電力パワーグリッドによると、全面的復旧は13日以降になるとの見通し。
この台風は、現在のところ
気象庁が名称を定めた気象・地震・火山現象の一覧には含まれていません。
1年前に北海道ブラックアウトの原因になった地震は、胆振東部地震と命名された
[96463]後、このリストに追加されていました。
気象庁の正式名称は、災害の程度により微妙な判断になるのでしょう。
今度の台風について、TBS気象キャスターの森田正光さんが、
台風15号「東京湾台風」と呼んだらどうだろう
と提案していました。
森田さんの説明で知ったのは、
今回の台風の特徴はいくつかありますが、際立っているのは「豆台風」であったということです。
「豆台風」は暴風の吹く範囲は狭いが、中心付近は猛烈な風が急に吹くので、昔から危険な台風と認識されていました。
ただ、「豆」という表現が警戒心を弱めるとの事で、気象庁は使用を控えるようになっています。
台風の物理的規模や人的被害はともかく、経済的な影響は大きかったものと思われます。
森田さんは次のように結んでいました。
気象庁の命名基準は色々あるのでしょうが、それとは別に一般人は、そのときの状況を記憶にとどめるために台風や災害に、気象庁とは別のニックネームを付けたほうがいいと思うのです。
その意味で、今回の台風は「東京湾台風」として、私は記憶に残そうと考えています。
前記、
気象庁が名称を定めた気象・地震・火山現象の一覧【リンク元は
[96486]の追記】を見ると、マスコミを通じて広く知られている「阪神・淡路大震災」や「東日本大震災」という呼び名は、気象庁の名称欄とは別に記された「地域独自の名称等」であることが判ります。